人間的に優れているとは何だろう

職場の10歳くらい年下の後輩とさしで飲んだ。彼は仕事の出来る人間である。私は彼から多く学んだほうが良い。

 

話題がないからだろうけれども、飲み会中はほぼ会社の仕事の事、他の人の仕事へ取り組み意欲、能力、等などだった。

彼は仕事が出来る。そして、仕事ができない(能力がない、やる気がない、向上心がない)人間を嫌う。

話を聞いていると当たり前に感じる。彼は転職組であり、入社からずっと甘いうちの会社にいる人間とは考え方が異なる。ずいぶんと苦労をしているようである。

彼からすれば、周りの人の会社への愚痴など、なら会社を辞めれば?という当たり前の意見が出てくるようである。そして、愚痴を言いつつ辞めていない人間に対しては、やめる勇気もなく、妥協や納得をしている人間だと判断しているようである。要するに甘いと思っているようだ。

彼は会社にいる能力の低い先輩を嫌っている。というよりは、先輩であり、年相応の行動をしていない人間を嫌っている。見下している。しかし、彼のほうが仕事は出来るのでそれも当たり前なのかもしれない。彼は、自分の中に独自の判断基準があるようだ。

 

飲み会中に思った。そして、彼は人望がある。飲んでいる最中に店の人間や、他の客らと会話をしていた。彼の仲間のようである。彼は人間的に魅力がある。能力が有る。そして、仲間も多い。この先はわからないが、今の私から見て彼は間違いなく優れている。私以外の会社の人間も、彼を優れていると判断している。

 

…私とは違う。

ここで私は向上心を持ち、意欲を持ち、立ち上がるべきなのだろうか?

私は口が軽い。お酒を飲み、言わなくてもよい、言ってはいけないことをべらべらと彼にしゃべってしまったと思う。頭が悪い。正常な判断が出来なかった。酒はほどほどに。

 

来週以降、私は彼のめがねにかなう行動をとれるのだろうか?

取る必要なないのだろうけれど。彼に認められる行動を取れれば私はおそらく今よりはましになれるのかもしれない。

 

…しかし、少しだけ攻撃的なあの考え方。私は彼に見下されたとき、会社を去るのだろう。